電気機関車EF65（14） ～トワイライト色1124号機の雄姿！ 35系客車を牽引、記念列車快走～ ※ホイッスル・走行音（大音量）注意

令和３年10月撮影。団臨「山陽本線（厚狭～下関間）開業120周年記念列車」として、EF65の1124号機が、「SLやまぐち」でおなじみの35系4000番台客車を牽引して、山陽本線下関～柳井を往復しました。同列車は当初５月30日に運行予定で乗客の募集も完了していましたが、昨今の疫病感染拡大により一旦中止、改めて10月17日に運行が実現したものです。
列車の往路は光駅にて撮影、盛大にホイッスルの合図をいただいております。通過時は展望デッキの方などと、手を振ってごあいさつです。復路は短い橋梁にて、踏切道からの撮影です。かなりの高速通過で車内の様子など分かりませんでした。
EF65の1124号機につきましては平成27年11月、当時団臨として運行されていました「特別なトワイライトエクスプレス」の牽引機として、全検を機に現在の深緑色に黄色帯の塗色に変更されました。その後は「特別なトワイライトエクスプレス」の電化区間、主に山陽本線走行時（敦賀・京都・大阪～美袋・下関など）は同機の登場がよく見られました。よって当時はHMを掲げて、24系25型客車の「トワイライトエクスプレス」を牽引して、山陽本線下関口も走行する姿をよく見ることができました。しかし同列車は翌年３月には早くも運行を終了してしまいました。
一方、「SLやまぐち」で普段走行しています35系客車、こちらは平成29年に登場しました。新製時の甲種輸送では、新潟貨物ターミナル→新山口間を電気機関車（EF510-501およびEF66の33号機）が牽引しましたが、以降の電気機関車牽引は限られたものとなります。時折、検査時などで新山口～下関を配給・回送列車で運行されますが、その牽引機がJR西日本のEF65となります。過去には登場間もない頃の試乗会、そして配給・回送列車にて今回と同様の組合せ、1124号機が担当した実績がありました。そして同機は全検後既に６年ほど経過して塗装もかなり劣化してきましたが、恐らく間もなく入場して原色に戻されるものと思います。そういう意味でもこの120周年という特別な記念列車牽引の姿は、35系客車という素晴らしい車両と特製HMなど、「特別なトワイライトエクスプレス」を思い起こすような、忘れ難い姿だったと思います。
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